テトロンポンジ製のぼり旗の問題点

のぼり旗に使用されている生地の種類には様々なものがありますが、
現在最も使用されているのはポリエステル繊維が織り込まれたテトロンポンジです。

テトロンポンジは、ポンジと略されて呼ばれることもある生地で、
安価であることに加えて、薄くて軽いため風になびきやすいことや、
発色が良い、裏から見てもプリントされた文字やイラストが
見やすいといった特徴があります。

そのため、テトロンポンジはのぼり旗との相性が非常に良い生地として
広く使用されていますが、生地が薄いということは耐久性が
低いということでもあり、一定期間使用するとボロボロになってしまう
というデメリットがあります。

のぼりの劣化

したがって、ポンジ製ののぼり旗を効果的に使用するためには
定期的な交換が不可欠なのですが、ここで発生するのが
プラスチックゴミの問題です。

現在、プラスチックによる環境汚染が深刻化する中で、
プラスチックゴミを減らす取り組みが世界中で活発化していますが、
その取り組みはのぼり旗業界でも進んでいます。

その中で、注目が集まっているのがエコポンジという生地で、
テトロンポンジではなくエコポンジを採用する企業や店舗、
自治体も徐々に増えています。

環境に優しい生地「エコポンジ」とは?

プラスチックゴミを減らす方法の一つがリサイクルを
積極的に行うことですが、この取り組みの中で重要となるのは
ゴミを分別することだけでなく、それを再生させた製品を使用することです。

エコポンジとは、主にペットボトルから再生された
リサイクルポリエステル繊維を使用した生地で、
現在ではのぼり旗メーカーのほとんどがこの生地を扱っています。

メジャーなのぼりの生地

通常のポンジよりも価格は高くなってしまうというデメリットはありますが、
質感や手触り、重量などの基本的な性能が劣るということはありません。

また、印刷の仕上がりも通常のポンジとほぼ変わりませんし、
フルカラー印刷も可能なので、通常のポンジ製ののぼり旗と同じように使用できます。

また、「再生PET繊維を使用しています」というプリントを
施すことができるため、環境に配慮したクリーンな企業・店舗であることを
広くアピールすることが可能です。

つまり、エコポンジ製ののぼり旗を採用することは、環境に優しいだけでなく、
企業や店舗にもメリットがあるということです。

上記の通り、価格は通常のポンジよりも高くなってしまうため、
普及率は未だに低いのが現状ですが、プラスチックゴミ削減への
取り組みが活発化していく中で、今後は徐々に普及率は
増加していくと予想されます。